Lesson6-4 ミョウガ

日本でしか栽培されていない野菜

ショウガ属ミョウガ科のミョウガはアジア東部を原産地とする野菜で、遥か昔から様々な書物に登場しています。あの卑弥呼で有名な『魏志倭人伝』にも登場すると言われており、全世界的に知名度があるのかと思いきや、実は日本以外では栽培されていないという稀有な野菜です。

主な産地は高知県で、初夏から秋にかけて花ミョウガの旬がやってきます。その短い期間でも「夏ミョウガ」「秋ミョウガ」と呼び分けされており、どちらかといえば秋ミョウガの方がおおぶりで食べやすくなっています。

栄養素

独特な香りのもとはαピネンと呼ばれる精油成分で、医薬品や香料の原材料として使われています。αピネン自体には血行促進や眠気覚ましの効果があるため、細かく刻んだミョウガを毎朝の味噌汁に入れるとなかなか美味しくいただけることでしょう。αピネンにはホルモンバランスを整える効果もあるため、生理不順などで悩まされている女性の助けとなる野菜と言えます。

主な栄養としてはカリウム・カルシウムが中心で他の野菜のようにビタミンB群がたっぷり含まれているというわけではありません。

調理法

ミョウガに注意すべき調理法はありません。薬味として使う場合は小口切り・あるいは千切りにします。ミョウガを料理全体にからませたいときは小口切り、大きい具や豆腐などに載せる時は千切りにしてお醤油などをかけていただくと、食感を楽しめます。

ミョウガが主役になるような料理はありませんが、逆に言えば和食には良く合います。味噌汁にしても良いですし、たたきや寿司に載せても美味しく、酢の物に混ぜても合います。ネギほど万能ではありませんが。とりあえず料理に混ぜてみて悪くなければOK、という緩さがミョウガの魅力なのかもしれません。

レシピ

ミョウガご飯

刻んで味噌汁に入れるなりだしや他の食材に混ぜ込むなりして苦みと食感を楽しむのがミョウガの真骨頂ですが、実はミョウガを混ぜご飯に使う手もあります。

  1. ミョウガを細かく縦に刻み、塩を振る
  2. 醤油、みりん、酢、水を混ぜて鍋で2分ほど煮る
  3. 熱湯で茹でたミョウガを2につけて10分ほど置き、味をなじませてから炊き立てのご飯に混ぜる

ご飯を炊く段階からミョウガを混ぜるタイプのミョウガご飯もありますが、ある程度味をなじませてから炊き立てのご飯と混ぜる方が簡単です。ミョウガの風味が香る美味しいご飯になるでしょう。