キャベツから生まれた花菜
アブラナ科アブラナ属のブロッコリーは地中海沿岸を原産地とする栄養豊富な花菜です。もともとは野生のキャベツの花蕾(つぼみ)が肥大化してブロッコリーになった、と言われています。
ブロッコリーを収穫せずにそのまま育て続けると、花序(かじょ)に黄色・クリーム色の花々を咲かせるようになります。かつては低温保存しないと変色してしまうことから中々流通し辛い野菜だったのですが、保存・流通技術の発達に伴い、20世紀後半から日本市場にも出回るようになりました。

洗うのは簡単ではなく、残留農薬などをきちんと処理しようと思うと中々難しいのですが、それさえ乗り越えれば栄養豊富で甘みのある茎から先端のつぼみまで大変おいしくいただける野菜です。
栄養価
ビタミンBやビタミンC,カロテン、鉄分などを豊富に含みます。日本では茹でられることの多い野菜ですが、欧米ではそのまま生でサラダとして食されることも決して少なくありません。
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンというファイトケミカルはがん予防の作用があると言われ、マグネシウムやカリウムが血圧の上昇を防ぎます。
ブロッコリーに含まれるビタミンCは100gあたり120㎎と豊富です。茹でれば茹でるほど失われてしまいますが、茹でた後でもたくさん残りますので、荒っぽい料理の仕方でもある程度は効率的に栄養を摂取出来るようになっています。とはいえビタミン類をきちんと摂りたいなら、ゆで時間は短めに抑えたいところですね。
調理法
非常に洗いにくい野菜です。洗う際はボウルに水を張り、つぼみとなる丸い部分を入れて洗濯機のように振ることで虫や残留農薬を落とす必要があるでしょう。
加熱調理の際は固い部分をしっかり茹でるのではなく、塩を一つまみ振りかけて丸ごと電子レンジで加熱してしまうのが良いでしょう。かぼちゃ同様に電子レンジによる調理が非常に適している野菜です。
電子レンジを使う場合は500~600Wで3~4分ほど加熱し、茹でる場合は特に栄養価の高い茎の根元の部分に切り込みを入れて熱の通りを良くします。そうすることで、キャベツの4倍ともいわれるビタミンを損なわずに温野菜やスープの具としていただけます。
レシピ
ブロッコリーの温野菜サラダ
ブロッコリーのレシピとしては、他の食材と合わせるものも多いのですが、調理の手間がかかります。単体でも美味しく食べられる野菜ですから、
- 洗ったブロッコリーを一口大に小分けし、耐熱皿に入れる
- 水と塩を一つまみし、ラップをかけて500Wで3~4分
こうやってお手軽に温野菜にしてしまうのもいいでしょう。
電子レンジならブロッコリーの栄養も水に溶けていきませんし、豊富な栄養素を効率良く摂ることが出来ます。もちろんじゃがいもやカボチャなども一緒に温野菜にしてしまっても一向に構いません。