鷹の爪は唐辛子の一種
中南米原産のナス科唐辛子属の果実が唐辛子です。一般的には唐辛子そのものをそのまま食べることはなく、唐辛子を乾燥させた香辛料の形でパスタに振りかけたり、七味の材料として使ったりしています。

唐辛子のことを「鷹の爪」と呼ぶこともありますが、鷹の爪は唐辛子の一品種に過ぎません。唐辛子にはたくさんの種類があり、甘みのある唐辛子も存在します。
唐辛子という名称から唐代の中国から入って来たものだと誤解される方がいますが、日本に持ち込まれたのは戦国時代、ポルトガル人の宣教師が大友義鎮に献上したという記録が残っています。
栄養素
唐辛子の成分として有名なのは辛み成分のカプサイシンです。粘膜を傷つける物質なので、粘膜の弱い方が過剰に摂取すると身体に悪影響が出てしまいますが、好きな人はどこまでも好きな成分でもあります。カプサイシンには体脂肪を燃焼させる効果があるとされていますが、これはあくまで俗説で、人を対象とした有益なデータは存在しません。
栄養面を見るなら、カプサイシンよりむしろビタミンAやビタミンCでしょうか。夏バテの防止効果は高いのですが、そのまま食べるには向いていません。逆にパプリカのように甘みの強いものは、生食にしてもマリネにしても美味しくいただけますので、夏場のデザート代わりに食すと良いでしょう。
調理法
唐辛子を輪切りにせず直接使う場合は、焼酎漬けにすることが多いようです。沖縄そばに欠かせない薬味と知られる「コーレーグス」は、唐辛子を泡盛に漬けたものです。空き瓶に唐辛子を詰めて泡盛を注ぎ、一ヶ月ほど待ってお酒に唐辛子の色が移れば完成という非常に簡単な作り方の薬味ですので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。ちなみに「コーレーグス」は「高麗」と「古酒」の意味です。
唐辛子を料理に使う際、辛みを引き出す場合はまず輪切りにします。細かく刻む場合は包丁より調理用のはさみを使う方が綺麗に切れることもあるので、積極的にはさみを使っていきましょう。また最初に調理する際は油と一緒に加熱して下さい。
もし辛みを押さえたい場合は、唐辛子を切らずに加熱する、辛みの強い種とワタを取り除くといった方法があります。
レシピ
ししとうの天ぷら
唐辛子の中でも甘みのあるししとうは様々なレシピに使われますが、逆に言えば唐辛子を丸ごと使うレシピはさほどバリエーションがありません。
- ししとうを洗って空気の抜け穴を空ける・あるいは切り込みを入れる
- 辛みがどうしても苦手な人は、ししとうを半分に切って種を取る
- 衣をつけて揚げ油でさっくり揚げる
ししとうに爪楊枝などで穴を空けたり、切込みを入れるのは、揚げている最中に爆発するのを防ぐためです。