Lesson5-2 トマト

消費量世界一の野菜

アンデスを原産とするナス科ナス属の真っ赤な野菜と言えば?

そう、トマトです。畑で獲れる野菜の中でも極めて栄養価が高いことで知られています。緑黄色野菜の王様として世界的に認知されており、全世界で最も消費量の多い野菜となっています。日本でも出荷量・消費量共にダイコン、ジャガイモ、キャベツ、玉ねぎに次ぐ5位に位置しており、一時期に比べるとやや減少したものの、十分な人気を保っています。

一般には夏野菜として知られており、スーパーに安いトマトが並ぶのも夏ですが、実は冬から春の方が美味しくいただけます。高温多湿に弱い野菜なので、夏場に美味しく食べられるのは主に北海道産のトマトとなります。また、水分をあまり与えずに育てると実が糖分を蓄えるため、非常に甘みが強くなります。

トマトの食べ方は様々です。そのまま生で食べるのも良し、潰してペーストにするのも良し、スープに入れるのも良しと調理法の幅も広く、ある意味では最も料理人を悩ませる野菜と言えますね。

栄養価

トマトの栄養として注目されているのはカロテノイドの一種である「リコピン」です。トマトの赤い色はこのリコピンの赤です。

リコピンについては昨今の研究で様々な健康効果が明らかになっています。特に抗酸化作用は強力で、β-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍に達するとさえ言われているのです。また、リコピンに関しては生のトマトより加工品の方が吸収性が高いため、生のトマトに限らずトマトジュースなどの加工品を美味しくいただくのも良いでしょう。

カロリーが低いのもトマトの素晴らしいところです。ダイエット食でありながらビタミンCやビタミンE、カリウム、食物繊維などをバランス良く含んでいるため、純粋に栄養価の高い野菜としても優れています。

調理法

生で食べても良いのですが、トマトは湯むきするとより口触りが良くなると言われています。他にも直火でむいたり冷凍してからむくなどの多様な方法があり、皮のむき方ひとつとっても様々なやり方があります。

韓国では野菜ではなくフルーツとして分類されているため、生のトマトに砂糖をまぶして食べるのが一般的です。また原産地の南米では焼きトマトにしてそのまま食べることもあり、どんな食べ方でもある程度以上の美味しさを保証されています。

生のままサラダに混ぜるのもよいのですが、ケチャップやトマトソース、スープにも大変相性が良い野菜です。酸味も強いためトマトラーメンや卵スープに使うお店も増えてきています。

レシピ

トマトのカプレーゼ

イタリア料理の中でも特に簡単で、誰でも作れるカプレーゼを紹介します。用意するものはトマトとモッツァレラチーズ、オリーブオイルにレモン汁、それに各種スパイスだけ!

  1. トマトを半分に切り、気持ち太めに薄切りをする
  2. 水きりしたモッツァレラチーズをトマトの枚数に合わせて薄切りにする
  3. トマトとモッツァレラチーズを交互に並べ、上からオリーブオイルとレモン汁、塩コショウなどの香辛料を混ぜたものとを満遍なくかける

これだけでひんやりとした美味しい一品が完成します。

トマトの栄養をそのままに、モッツァレラチーズと合わせることでカルシウムやタンパク質、脂質を効率よく摂取することも出来ます。