Lesson4-8 ザーサイ

中華料理に欠かせない中国野菜

中華料理に欠かせないのがザーサイです。

ザーサイはアブラナ科の越年草であるカラシナの変種で、大きく肥大化した茎が特徴とされています。料理に使う場合は塩漬けにしたものを使うことが多く、さっぱりとした塩辛い味わいで人気があります。

また、中国では経済の指標として「ザーサイ指数」という言葉が使われることがあります。土地ごとのザーサイの消費量を調べることで出稼ぎ労働者などの人口移動を推定して景気変動の判断材料とするもので、中国人が好んで食べるザーサイの消費量からその土地の労働者の実数を弾き出すのに使われています。

湿度変化に弱いため、日本のように四季があり湿度変化の激しい国では栽培が非常に難しく、またハウス栽培ではなかなか儲けが出ないため、国産のザーサイはほとんど流通していません。生のザーサイを食べるのは難しいため、基本的には中国から輸入した加工済みのものをいただくことになるでしょう。

栄養素

ザーサイにはカリウムやナトリウム、ビタミンKなどが豊富に含まれています。高血圧を予防するカリウムと血圧調整作用のあるナトリウムのおかげで身体は健康になりますし、骨粗しょう症の予防として骨の生成を促すビタミンKはとても重要な栄養素です。

ただし、一般的に漬物として売られているため、ザーサイはとても塩分が豊富です。おつまみとしてちょっとつまむ程度なら良いのですが、毎日のようにぽりぽり食べていると塩分の摂り過ぎになってしまいますので注意する必要があります。もちろん、ザーサイに含まれるカリウムのおかげである程度の塩分は体外に排出出来るのですが……。

調理法

ザーサイは単品でも非常に味が強いため、そのままお漬物として、また酒類のつまみとして美味しくいただくことが出来ます。基本的には漬物として売られているものを買ってきて使うため、下ごしらえなどは考える必要がありません。自分の家でザーサイを調理したという方はほとんどいらっしゃらないでしょう。

中華料理に特有の食材ということで豚肉とザーサイの炒め物、ザーサイ炒飯、メンマ代わりにラーメンに入れるなど、味の強いメニューに混ぜても大丈夫です。ただしザーサイの濃い味付けを生かすなら、マイルドな味わいのタケノコと一緒に卵で閉じる、ホウレン草と和える、豆腐と一緒に中華スープに入れるなどで素材の味を引き立てるのも良いでしょう。

レシピ

きゅうりのザーサイ和え

  1. みじん切りにしたザーサイをごま、醤油、ごま油、赤唐辛子と混ぜて馴染ませる
  2. きゅうりのヘタを落とし、大きめに刻む
  3. 1と2をポリ袋に入れ、味をなじませるように軽く揉む

夏野菜のきゅうりを使ったレシピです。主菜には向きませんが、ザーサイの濃い味付けのおかげで常備食には向いていますし、夏の食卓に添える一品として非常にお手頃です。