独活(うど)は大木に非ず
大きくて小回りの利かない人物のことを「独活の大木」などと称したりもしますが、実は野菜としてのうどはせいぜい成長しても3㎡程度にしかなりません。また、ウコギ科タラノキ属の多年草という分類から察せられる通り、野菜というより山菜として知られています。
土から出た新芽の部分やある程度成長した茎・若芽の部分が食用となります。東京を中心に関東圏で栽培されており、天然物は4月~5月頃に旬が来るのですが、栽培物であれば冬から春にかけて出回ることもあります。

栄養素
うどは美容に良い野菜として知られており、抗酸化性を示すクロロゲン酸が日焼け予防やがん予防の役に立ちます。また、アスパラガスほどではありませんがアスパラギン酸が豊富に含まれており、疲労対策や免疫力の向上にも効果的です。
他にはカリウムなども含まれているため、高血圧の予防効果もあります。脂肪の燃料により糖尿病や心疾患、肝臓病などのリスクを低減させるのにも適しています。
調理法
ウドは生でも食べられる野菜ですから、サクサクとした歯触りを楽しみたい場合は、薄くスライスしてから15~20分ほど酢水につけてアクを抜きましょう。和え物や炒め物、豆腐に鰹節と一緒に添えてさっとお醤油をかけていただくのも美味しいですし、汁物の実として使うのも悪くありません。
また、揚げ物に使うとサクサクとした歯触りはそのままに美味しいてんぷらやフライになります。この場合は特にアクを抜かなくとも大丈夫ですが、栽培物に関してはどうしても太くなってしまうため、中まで火を通すのに時間がかかることに注意してください。
皮や葉もてんぷらにすると美味しくいただけます。
レシピ
ウドのきんぴら
基本的には通常のきんぴらの作り方と同じです。
- ウドの皮を剥いて4㎝ほどの長さに切りそろえる
- ニンジンを細切りにする
- フライパンに油を敷き、ウドとニンジンを加えてしんなりするまで炒める
- しんなりしてきたら醤油とみりんを大さじ1、砂糖を大さじ半分、水を30㏄ほど入れて汁気を飛ばし、最後にゴマをふる
ウドは食感が良いため、ゴボウの代わりにきんぴらの材料に使うにはちょうど良いのです。
きんぴらの場合はアクを抜かなくともそれなりに美味しく仕上がるため、どうしてもアク抜きが面倒な方は、切ったうどをそのまま使っても良いでしょう。