分類の難しい万能野菜
ネギは葉菜類や根菜類に分類してしまいがちですが、食べている部分を考えるとやはり茎菜類に分類するのが正しいでしょう。
日本では奈良時代から食されてきた由緒ある野菜の一つです。主菜としても副菜としても活躍するネギは日本の食卓を支える代表的な野菜であると言っても過言ではありません。

また、ネギは2種類に分けることが出来ます。一般に白い部分を食べるのは「根深ネギ」と呼ばれ、これは長ネギという名前で親しまれています。また緑色の葉の部分が多いネギは「葉ネギ」と呼ばれ、こちらは青ネギとして知られています。
栄養素
栄養が豊富なのは長ネギではなく青ネギです。カルシウムやビタミンCも豊富ですが、カロテンに至っては長ネギの40倍ほどの量を含むと言われています。
ネギの主要な特徴はこれらのカロテンや葉酸、カリウムなどで、ネギ独特の香りを生み出しているのはアリシン(硫化アリル)と呼ばれる成分です。ネギの他にもニンニクやニラに多く含まれており、疲労回復や血行促進、血糖値の抑制に大変な効果があり、失われやすいビタミンB1と結合することでこのビタミンの流出を防ぐ役割も持っています。
調理法
ネギの旬は冬ですから、基本的な調理法は手頃な大きさに切って鍋に入れることでしょうか。もちろん普段の食卓に常備するなら細かく刻んで薬味として使うことになるでしょう。切る際は輪ゴムでまとめて小口から、が鉄則です。
ビタミン B1の吸収を助けるアリシンの性質を発揮させたいなら、豚肉や豆類と組み合わせて調理しましょう(納豆にネギを混ぜるのもそれが理由ですね)。その場合はなるべくアリシンを減らさないように、切った後に水にさらさないように注意する必要があります。
レシピ
長ネギと豚肉の卵炒め
- 長ネギを4~5cmほどに切る
- 溶き卵を熱したフライパンに入れ、かき混ぜてからすぐに器に盛る
- 今度はサラダ油をフライパンに足し、中火で豚肉を炒める
- 塩、しょうゆ、酒、砂糖を適宜加えながら味を付け、長ネギを加えて芯まで火を通す
- 2で用意した卵をフライパンに戻し、軽くかき混ぜる
最後の卵はフライパンに戻さず、卵を入れた器に直接4で火を通した豚肉と長ネギの炒め物を載せてしまっても構いません。自分が美味しいと思える方法を採用するのは料理のコツです。
味付けは濃いめですが、子供に好かれる料理であり、また卵のタンパク質と豚肉のビタミンを同時に摂取出来る良く出来た一皿です。