Lesson4-2 タケノコ

タケノコは春の代名詞

茎菜類の中でも特に独特な歯ごたえのある野菜としても知られるのがタケノコです。孟宗竹という種類の竹の地下茎から出てくる若い芽のことを、一般的にはタケノコと呼んでいます。学術的にはイネ科タケ亜科タケの若芽という分類になります。

夏の季語として知られるタケノコですが、実際に食す機会が巡ってくるのは春頃ですので、春の訪れを知らせる食材として知られています。植物の中では非常に成長が早いのですが、地上に顔を出してすぐ枯れて腐る「止まりタケノコ」という現象があるため、適度に採取しても竹林の成長にはあまり影響がありません。

ちなみに孟宗竹の「孟宗」とは、魏呉蜀三国時代に病気の母のためタケノコを取りに行ったとされる呉の人物の名前です。

栄養素

タケノコの栄養素として最も強く知られているのがカリウムです。また水に溶けない食物繊維にはセルロースが含まれており、腸の蠕動運動を促すため、整腸のために食されることも多いようです。

逆に言えば、これらの食物繊維やカリウムを除けば、タケノコはそれほど栄養豊富な野菜ではありません。特に食物繊維を食べたいとき、穀類以外でカサ増ししたいときに、ご飯に混ぜるなどして使うのがいいでしょう。

調理法

竹林のみならず田畑にもお構い無しに生えてくるタケノコですから、昔から日本各地で様々な調理法が確立されてきました。タケノコご飯、水煮、含め煮、お吸い物の実、おこわ、土佐煮などそのレシピは多岐に渡ります。

アクはさほど強くないとされていますが、しっかりとアク抜きしなければあまり美味しくいただけません。米ぬか(ない場合は米のとぎ汁)や唐辛子を使ってしっかりとあく抜きをしましょう。

タケノコのアク抜きの手順

  1. タケノコに縦に切り込みを入れ皮を3枚ほど剥す
  2. 大き目の鍋にタケノコとたっぷりの水と米のとぎ汁を入れ、落し蓋をして火にかける。好みによって唐辛子を入れても良い
  3. 沸騰したらすぐに火を弱め、1時間ほど様子を見る(竹串がすっと刺さればOKです)
  4. お湯が冷めるまでそのまま置いておき、水洗いしてたっぷりの水につける

レシピ

タケノコの土佐煮

  1. アク抜きしたタケノコを食べやすい大きさに切りそろえる
  2. タケノコを鍋に入れ、だし汁をひたひたになるまで加えて沸騰するまで煮る
  3. 2に砂糖大さじ2、醤油大さじ1、出汁つゆ大さじ2、日本酒大さじ2を加え、水分が少なくなるまで再度煮詰める
  4. カツオ節を適宜加える

大分大雑把なレシピなので調味料の量はお好みに合わせて調整する必要がありますが、タケノコを柔らかく煮つつ水分を飛ばして調整すれば美味しい土佐煮が出来上がります。

ご飯のおかずとしても味が濃いため、あまり食べ過ぎるわけにはいきませんが、小分けにして食卓に出したりお弁当のおかずにすると喜ばれる一品です。