日本一ポピュラーな中国野菜
チンゲンサイはアブラナ科の野菜であり、日本では最もポピュラーな中国野菜として知られています。原産地は中国の華南地方で、日本に入って来たのは日中国交回復がなされた1970年代の頃と言われています。中華料理屋では頻繁に使われている食材ですが、和食にはあまり馴染みがないかもしれませんね。
基本的な栽培方法は露地栽培で、この場合は秋ごろが旬となります。ただしハウス栽培で育てたチンゲンサイは一年中出回っていますので、普段からスーパーに足繁く通う方でも旬が分かりにくい食材なのかもしれません。栽培自体は家庭でも出来ますので、暇な人はプランターで育ててみると良いでしょう。
栄養素
柔らかく歯切れが良いだけでなく、なかなか煮崩れしないのでスープなどにも使われています。体内でビタミンAにかわるβ-カロテン、ビタミンCなどの栄養素が豊富です。
カリウムや鉄分の含有量も多いのがチンゲンサイの特徴です。カリウムは余計なナトリウム(塩分)を排出する効果があるので、高血圧の方や塩分を過剰摂取してしまいがちな方にも向いた野菜と言えます。
調理法
チンゲンサイにはクロロフィルが含まれているので、ナトリウムイオンを含む食塩や、アルカリ性の重曹を用いると鮮やかな緑色を維持できます。栄養分の流出を防ぐなら電子レンジで軽く温めるのが良いのですが、油で炒めたりスープに入れたりする方がクセもなく美味しくいただけるでしょう。
チンゲンサイを下茹でするときは以下の注意点に気を付けましょう。
- 水に対して2%ほどの塩を加え、沸騰したら肉厚な根元から先につける
- 茹で上がったらすぐ冷水に落とし、熱を冷ましてから水気を切る(ほうれん草のように軽く絞ります)
水に対する2%の塩は1リットルに対して20gですから、結構な量ですね。しかしこうやって下茹ですることでチンゲンサイは美味しくいただけるようになりますし、カリウムもたくさん含まれていますので、塩分に関してはさほど気にする必要もないでしょう。
レシピ
チンゲンサイとしいたけのスープ

チンゲンサイのスープと言えばフカヒレが有名ですが、さすがに高級食材をお手軽に料理するのは簡単ではありません。チンゲンサイは比較的入手しやすく、歯応えも良いので、様々な中華スープに使っていきましょう。
- 下茹でしたチンゲンサイをざく切りにする
- しいたけを食べやすい大きさにちぎる(包丁で切っても良い)
- 水に中華スープの素を少量混ぜ、沸騰したら1と2の材料、さらにすりおろしたショウガをお好みで加える
- 火が通ったらごま油を数滴加える
これだけで美味しく歯ごたえのあるスープが出来ます。
鶏肉やそのほかの野菜を加えても美味しいものが出来ますので、チンゲンサイのスープをベースに様々な野菜の組み合わせを試してみるとレパートリーが広がります。