Lesson3-5 小松菜

鉄分とカルシウムにお困りの方へ

小松菜はアブラナ科の非結球葉菜類の一種です。日本では関東地方で古くから栽培されており、主要な生産地は首都圏や大都市圏が中心となっています。

旬の時期はほうれん草と同様に冬となります。含まれる栄養価もかなり似ていますが、ほうれん草との違いは何と言ってもその鉄分とカルシウムの多さでしょう。

ほうれん草と比べると葉酸こそ多いわけではありませんが、これらのミネラルの含有量は群を抜いています。他の食材と合わせて鉄分やカルシウムを摂りましょう。

栄養価

小松菜に含まれるカルシウムはほうれん草のおよそ3倍と言われています。100gにつき170mgという含有量は牛乳を越え、カルシウムが不足しがちな子供や女性の強い味方となる食材です。

歯や骨を丈夫にしたり骨粗しょう症を予防するにはまず小松菜を食べよと言われるほどで、ほうれん草と比較してアクが少なく料理に使いやすいのも小松菜の強みです。なかなか特徴的な味で好き嫌いが分かれてしまうのが欠点と言えば欠点なのですが……。

調理法

小松菜を調理する上で大事なのは「いかにカルシウムを吸収するか?」という観点です。カルシウムの吸収を高めるためには油やたんぱく質の食材と組み合わせるのが良いので、肉料理や油炒めに使うのが良いでしょう。

また調理する際には根元に汚れが溜まりやすいことに注意してください。洗う前に根元に切り込みを入れ、水の勢いで汚れを落とし、更に水を張ったボウルの中で葉を泳がせるようにして洗うと良いでしょう。

レシピ

小松菜と干しエビの炒め煮

  1. ぬるま湯に20分~30分ほど干しエビをつけてもどしておく(戻し汁は保存しておくこと)
  2. 洗った小松菜を5㎝ほどの長さに切る
  3. フライパンをごま油で熱し、1と2を混ぜて炒める
  4. 干しエビの戻し汁と醤油を大さじ1杯加えて全体に馴染ませる

小松菜はカルシウムの多い野菜ですので、油で炒めて吸収効率を高めましょう。小松菜と干しエビの炒め煮は非常にお手軽に作れるうえ、小松菜本来のシャキシャキ感にエビの旨味成分と風味が合わさって美味しい一品に化けてくれます。

干しエビにはタンパク質がたくさん含まれているのも好ポイントです。カルシウムを効率よく摂取するには最適な調理法と言えるでしょう。