Lesson11-6 グァバ

沖縄でも栽培される健康優良フルーツ

グァバはカリブ海沿岸、中央・南アメリカ、東南アジアなどに自生する熱帯性の低木で、木に成った果実が食用に供されます。自生する地域からなんとなくお察しいただけるかと思いますが、主に熱帯の国々で栽培されており、日本でも沖縄の民家を中心に細々と育てられています。

球形・洋ナシ型の果実は直径数センチ程度の大きさまで成長します。色合いは赤やピンクになるものが多く、強い香りと、果肉に含まれるたくさんの種子が特徴的です。ただしこの種子はたくさん食べるとお腹をこわす性質がありますので、果実のまま食べる際はきちんと種を取り除く必要があるでしょう。

健康効果の高いフルーツとして知られており、加工の仕方は多岐にわたります。グァバを使った食品の中には特定保健用食品として許可されているものもあり、血液をサラサラにしたり血糖値の上昇を抑えたりする効果があるとされています。

栄養素

アセロラが有名になるまではビタミンCの王様といえばグァバでした。可食部100gあたり228mgものビタミンCが含まれており、その含有量は果物界のNo.2です。アセロラと比べると見劣りするかもしれませんが、レモンのおよそ2倍に相当する含有量ですから相当なものです。

栄養価が高いのは果実だけではありません。グァバの葉に含まれるポリフェノールにはでんぷん質のブドウ糖への分解を阻害する作用もあるため、結果として糖の吸収も穏やかなものになり血糖値の上昇を抑えられます。それゆえグァバの葉は茶葉として、血液をサラサラにするといううたい文句でグァバ茶に使用されています。

健康効果の高いグァバ茶ですが、低血糖の方がグァバ茶を飲んで体調不良に陥ることもありますから、注意しましょう。

調理法

生の果実を食べる際はグァバの実を縦に半分にカットし、種とワタをスプーンで取り除いてから、リンゴのように等分してしまうのが良いでしょう。農薬がついていないものであれば、皮をそのまま食べても大丈夫です。

南国やアジアでは乾燥した梅の粉末や塩を振りかけて食べることもあります。スイカに塩を振って甘さを増す様な感覚ですね。

とはいえ日本国内ではあまり熟したグァバの実が流通しているわけではありませんから、キャンディーやジャム、ゼリーなどの加工品として目にする機会の方が多いでしょう。グァバの葉については先に挙げたように茶葉として利用するのが一般的です。そのままでは苦みが強いのですが、お茶にすることで抑えることが出来ます。