Lesson9-2 果物はなぜ身体にいいのか

果物は栄養豊富

前回のLessonで挙げたように、果物には食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。今回のLessonでは、果物のどの部分に、どのような栄養が豊富に含まれているのかを紹介していきましょう。

栄養豊富な部位

栄養が含まれるのは果実の部分だけではありません。ダイコンやカブを思い出してみてください。あれらは根だけでなく葉の部分にも豊富に栄養が含まれていました。

果物の場合は果実ではなくに栄養が集中していることがあるので、農薬が皮に付着しているようなものでないなら皮ごと、みかんならすじを捨てずに食べるなどの工夫をすれば、果物の栄養価を効率よく摂取出来るようになります。

果物に含まれる栄養

果物にはビタミン・ミネラル・食物繊維がたくさん含まれています。この構成は野菜とよく似ていますが、ビタミンについてはどちらかといえば果物に軍配が上がります。

ビタミンCは肌の張りや弾力を保つコラーゲンの元になり、ビタミンAは皮脂や汗腺の働きを正常に保つことで肌に潤いを与えます。ビタミンEには血行を促進する効果があるため、肌のくすみ解消に効果的です。

これらのビタミン類に関しては、もちろん野菜で摂ることも出来るのですが、生のまま気軽に食べられる果物には、間食としても食後のデザートとしても使えるという大きなメリットがあります。調理の手間がかからないのは野菜に対する果物の最も大きなアドバンテージです。

しかも、果物はただ栄養豊富で甘いだけでなく、そのような甘味が持ち合わせるデメリットを打ち消す力もあるのです。

果物は虫歯の原因にならない?

甘いものを食べると虫歯になってしまうという考えをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、甘いものが全て虫歯の原因になるわけではありません。虫歯のメカニズムを見てみましょう。

虫歯は口腔内の虫歯菌の活動によって歯質が奪回されることで生み出されます。逆に言えば、虫歯菌さえ抑えられるなら、その食品は虫歯の原因にはなりづらいのです。

虫歯菌の餌になる食品の特徴は以下の三つです。

  • 糖や酸が強い
  • 口の中に残りやすい
  • 歯にこびりつく

これらの特徴を備えたお菓子類は虫歯菌の餌になってしまいます。しかし、果物はなかなか口の中に残りませんし、歯にも付着しづらく、虫歯菌が餌にする前に口の中から消えてしまうことが多いのです。

また、いちごやブルーベリーにはキシリトールも含まれており、これらのフルーツに関しては、むしろ虫歯予防に効果てきめんだと言っても過言ではないでしょう。

このように優れた健康効果のある果物は、主食足り得るほどの量を摂るのは難しいとしても、お菓子や副菜として食べる分には最適なのです。

主食と肉・野菜だけでは摂りづらい栄養をきちんと補完するため、間食やデザートに旬の果物をたくさん食べましょう。そうすれば健康的な生活にまた一歩近づくことは間違いありません。

次回のLessonからは、Lesson1-3でご紹介した3つの分類に沿いながら、一つ一つの果物を紹介していきたいと思います。