Lesson8-4 野菜と豆類・キノコ類を組み合わせるには

野菜とのマッチング

豆類もキノコ類も栄養が豊富です。野菜とはまたちょっと異なりますが、そのまま食べても十分な栄養を摂取できます。

ただ、合わせ方によっては特定の栄養を吸収しやすくなったりするものもあります。その組み合わせを知らずに料理に使ってしまうのは大変もったいないですから、定番のメニューがどうして「定番」であるのか、といった理由も含めて解説していきましょう。

豆と穀類

豆、特に大豆には米に不足しがちな必須アミノ酸が含まれていることは以前のLessonで書きましたが、豆類は穀類との組み合わせで高い効果を発揮する食材です。

グリーンピースとご飯を一緒に炊いたものを一般的に豆ご飯と呼びますが、この組み合わせはご飯から抜け落ちてしまうリジン、アルギニン、シスチンなどの必須アミノ酸を補うのに最適です。私たちは普段から白米を炊いていますが、ここに豆類を加える一手間で栄養バランスが大いに改善されることもあるのです。

また小豆も米との相性が抜群で、特にもち米と合わせた赤飯はダイエット食として有名です。もち米に含まれるアミノペクチンは消化されにくいため腹持ちが良く、小豆のビタミンB1と食物繊維が脂肪合成を抑制するため、少量で十分なダイエット効果が見込めるのです。

エノキダケと豚肉・ゴマ

エノキダケはビタミンB1が豊富ですが、同じようにビタミンB1の豊富な豚肉やゴマと組み合わせると、不足しがちなビタミンを程よく摂取できて疲労回復や皮膚・粘膜の健康状態改善に役立ちます。

しいたけ・マッシュルーム・しめじとカルシウム性食品

これらのキノコには体内でビタミンDに変わる成分が含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進するため、ほうれん草や小松菜などカルシウムの豊富な野菜と組み合わせると効果的です。魚類と合わせてもいいでしょう。

中華料理ではカルシウムの多い野菜とビタミンDの豊富なキノコ類を一緒に油で炒めることも多いのですが、彼らは昔からそうすればより効率的に栄養を摂れることを理解していたのかもしれませんね。

最後に

これらの特徴を知ると、豆類やキノコ類と定番野菜の組み合わせは栄養面においても優れていることが分かります。

ただ、やはり豆類は納豆とご飯、グリーンピースとご飯といった形で必須アミノ酸を補うのに適切で、野菜より穀類との組み合わせにおいて効果を発揮するタイプの食材でもありますから、野菜料理と合わせる際は栄養に囚われず食感を重視した方が良い面もあるでしょう。

主食、肉類や魚介類、野菜に加え、豆類やキノコ類もバランスよく積極的に食べる姿勢が、一番健康にはいいのかもしれませんね。